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炭ろ過フィルタープラスの特徴PRODUCTS

特徴

ご好評を頂いております、使用植物油(てんぷら油)ろ過フィルター“炭ろ過フィルター”に酸化脂肪酸*の吸着除去機能と更なる脱臭・脱色機能を付加した新しいフィルター“炭ろ過フィルタープラス”を開発いたしました。
※植物油を使用すれば、加熱劣化し遊離脂肪酸が生成されます。
  この遊離脂肪酸は異臭を放ち、毒性を有する場合があります。

従来油中の酸化脂肪酸の除去は油を150℃以上の高温状態に保ち、活性白土等混入による攪拌、光熱処理をすると言う方法が一般的でした。しかし、家庭で使用した天ぷら油を150℃の高温でろ過するのはいかにも危険でこの点で、商品化の限界がありました。



この度、当社の炭ろ過フィルターに用いているノウハウを活用し、酸化脂肪酸除去に有効な食品添加剤を加え、室温(10~15℃)での酸化脂肪酸除去を可能とするフィルターの開発に成功し、商品化の運びとなりました。酸化脂肪酸の除去能力により、更なる脱臭・脱色効果も向上し、よりヘルシーに油の再使用が可能となりました。


 

温度

15℃

酸価値

ろ過前

1.62

ろ過後

0.76

        日本食品分析センターにて計測

 
   


酸化脂肪酸について

植物油は2重結合のない飽和脂肪酸と2重結合のある不飽和脂肪酸から構成されています。不飽和脂肪酸に酸素が供給されると酸化が起こります。酸化が進むと不快な臭いを発し、さらに酸化が進むと毒性を持つ異常酸化物が生成されます。植物油を継続して安全に使用するには、異常酸化物の除去とともに不快な臭いを除去する必要があります。

ところが、不飽和脂肪酸は生体の代謝系において重要で、人体は2重結合を2個以上持つ脂肪酸を体内で作れず、食べ物から摂取する必要があるといわれています。これらを「必須脂肪酸」と言います。広く認知されているリノール酸は「必須脂肪酸」のひとつで、細胞膜の維持に必要で不足すると発育障害、血小板の減少などを引き起こします。




植物油でもパームオイル(やし油)は固体で、不飽和脂肪酸を含まず高温で酸化しにくく、かつ安価なため広く外食産業で使われています。ところがわずかにトランス脂肪酸を含み、悪玉コレステロール値の上昇、善玉コレステロール値の低下、心血管疾患誘導を引き起こすことが認知されており、米国、カナダなどは外食産業での使用を禁止しています。またトランス脂肪酸はマーガリン等製造のための水素添加によっても生成されるため、世界保健機構(WHI)は1日あたりエネルギー摂取量の上限を定めています。エコナオイルが問題となったのは、トランス脂肪酸を含んでいたためです。

 このように、酸化した植物油は異常な酸化物質を含み健康被害をもたらすため、再使用前に極力除外しておいたほうが良いことは間違いありません。炭ろ過フィルタープラスは異常酸化物質の吸収、除去に多大な効果があり、使用植物油をより健康的に、より安全に再使用できるようにいたしました。



酸価値について



酸価値は植物油の熱劣化指標として用いられる油脂中の酸化脂肪酸(遊離脂肪酸)の量を測定するもので、油脂1g中に含まれる遊離脂肪酸を中和するのに要する水酸化カリウムの㎎数を表します。

RCOOHKOHRCOOKHO
 一般的に酸価値が2.0を超えた食用油は健康被害の恐れがあると言われており、使用すべきではないとの意見が広く広まっています。






株式会社タスクコーポレーション

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